JR新宿駅南口の高島屋すぐ近くにマリッジ・アージュはある。
櫻井清子(サクライキヨコ)さんが代表の結婚相談所だ。
櫻井さんは、結婚相談業界に入る以前、主婦だった。
そこから中堅相談所を経て、独立した経緯がある。
「結婚を真剣に考えている人のための仕事がしたい。」
その思いに裏打ちされた行動力と言える。
また、手作りの会報も毎月作っているという。
継続と行動。櫻井さんの熱意を詳しくインタビューした。
結婚相談所を始めたきっかけを教えてください。
櫻井(敬称略。以下、同)
実家が商売をしていたので、その手伝いをしていて勤めた経験がありませんでした。
24歳で結婚して、翌年出産したため子育てや、また、主人の両親と同居でしたので主婦として家での生活が中心でした。
長男が六年生になり学校で役員をすることになりまして、人と関わる楽しさを知り、もっと外に出たいという気持ちが強くなり、
仕事を捜し、初めて就職した仕事が事務の仕事でした。
社会に出たのが遅かったので、会社では年齢だけは先輩ですから、
若い社員から何かと相談に受けたりしているうちに人と関わることに興味がわき、
更に人と関わる仕事がしたくなり、中堅の結婚情報サービス会社で働き始めました。
行動的ですね。結婚情報サービスでのお仕事はいかがでした?
櫻井
正直に言って想像とは違いました。真剣に結婚したい方の役に立ちたいと思って入社した会社でしたが、
会員様は儲けの材料でしかなく、いつまでもここにいたくないと思いました。
事務ができることから事務を任され会社の内部を知ったことも違和感を感じた大きな要因です。
結婚を真剣に考えている人のための仕事がしたいと意を決して独立しました。
次に櫻井さんのこだわりを教えてください。
櫻井
会員様と直接お顔を見ながらお話しをすることです。
ご入会のときに、なるべく月一回は来ていただくようお願いしています。
電話でもメールでも連絡やお話しはできますが、
状況のいい時も悪い時も顔を見ると良くわかります。
会うことで、表情を見ることで、活動に躓いていないか、
交際が成婚に近付いているかなどがわかりアドバイスができるんです。
コンスタントに来て頂くことで結婚への気持ちが途切れにくいので、
諦めないで続かられ成婚される方が多いです。
忙しくて中々来れない方はどうケアしてらっしゃるんですか?
櫻井
忙しい方や会員さん全員に情報を共有していただく為に
毎月一度手作りの会報を出しているんです。
今では、76号になりました。
6年以上も続けてらっしゃるんですね。会員の方々にはどういうアドバイスを?
櫻井
アドバイスというよりは会員様が何でも話せるよう心がけ、「いつでもいらっしゃい。」と伝えています。
職場の悩みや、結婚について心配するお母様の愚痴など他の人には言えない話をしていく方もいます。
息が詰まってつらくならないよう、息抜きに……。「いつでも待ってるよ」と伝えています。
櫻井さんを信頼して、心を開けるからこそ気持ちが折れず結婚活動ができるんですね。櫻井さんにとって結婚とはなんですか?
櫻井
自分の家族を作ることです。
最後に結婚相談所を探している方へメッセージをお願いします。
櫻井
結婚関連サイトを見ているということは、結婚を考え始めたわけですから、まだ時間があると思わないでまず動いてほしいです。
結婚相談所に入ったからと言ってすぐにお相手が見つかるとは限りませんから、婚活を始めるのに早すぎることはありません。
一日も早く、自然体で一生寄り添えるパートナーと出会っていただきたいと思っています。